ものが二重に　見える

「ものが二重に　見える」の方に向けたセルフチェックです。セルフチェックは1分程度で完了します。結果とともに、「考えられる症状の原因」や「関連する病気」、「対処法」、「受診する診療科」、「関連するQ＆Aと解説」もお届けしています。

セルフチェック

以下の10の質問に「はい」または「いいえ」でお答えください。

＊このチェックリストの結果は、考えられる病名を示しており、診断ではありません。詳しい診断と適切な治療を受けるためには、必ず専門医を受診してください。

各質問に対する解説

1. 二重に見える症状は、片目だけですか？
   片目でのみ二重に見える場合、角膜や水晶体の問題が原因である可能性が高いです。両目で見える場合は、眼筋の問題や脳の機能異常が考えられます。
2. 二重に見えるとき、特定の方向を見たときに症状が悪化しますか？
   斜視や眼筋麻痺では、特定の方向を見たときに二重視が強くなることがあります。
3. 二重視が突然発生しましたか？
   突然の二重視は、脳卒中や脳の血流障害などの神経学的緊急事態を示している可能性があります。
4. 頭痛やめまいを伴いますか？
   頭痛やめまいを伴う二重視は、脳や神経の問題が原因である可能性があります。
5. 最近、顔面や目の周りに外傷を負ったことがありますか？
   外傷による眼筋の損傷や眼球の異常が、二重視の原因になることがあります。
6. 糖尿病、高血圧、または甲状腺疾患の診断を受けたことがありますか？
   これらの疾患は、眼筋や神経に影響を与え、二重視を引き起こすことがあります。
7. 二重視と同時に、まぶたの下垂や眼瞼の動きが制限されることがありますか？
   眼筋麻痺や神経の障害がある場合、まぶたの下垂や眼瞼の運動制限が伴うことがあります。
8. 最近、視力が急激に低下したと感じることがありますか？
   視力の急激な低下と二重視が同時に起こる場合、脳や視神経の異常が疑われます。
9. 目の疲れや痛みを感じることがありますか？
   目の筋肉が過度に緊張している場合、疲れや痛みを伴うことがあります。
10. 物を遠ざけると、二重に見える症状が改善しますか？
    遠くを見ることで症状が改善する場合、屈折異常や眼筋の調整問題が原因である可能性があります。

考えられる症状の原因

• 斜視
• 眼筋麻痺
• 甲状腺眼症
• 脳卒中
• 脳腫瘍

関連する病気

• 斜視
• 眼筋麻痺
• 甲状腺眼症
• 脳卒中
• 重症筋無力症

対処法

• 眼科や神経内科での詳しい検査を受ける
• 眼筋運動のトレーニングやプリズム眼鏡を使用する
• 甲状腺疾患の治療や管理を行う
• 必要に応じて、手術を検討する
• 二重視の原因となる基礎疾患の治療を進める

受診する診療科

• 眼科
• 神経内科
• 内分泌科（甲状腺疾患の場合）

関連するQ&Aと解説

1. ものが二重に見える原因は何ですか？
   斜視や眼筋麻痺、甲状腺眼症などが主な原因です。
2. 片目でのみ二重視がある場合、どのような原因が考えられますか？
   片眼性の二重視は、角膜や水晶体の問題が原因である可能性があります。
3. 突然、二重視が始まった場合、どうすれば良いですか？
   すぐに医療機関を受診し、脳や神経の異常を確認することが重要です。
4. 斜視が原因で二重視になることがありますか？
   はい、斜視では両目が同じ方向を見ていないため、二重視が生じることがあります。
5. 二重視が起きたときの応急処置はありますか？
   まずは安静にし、すぐに専門医の診察を受けることが重要です。
6. 甲状腺眼症で二重視が起こる理由は？
   甲状腺眼症では、眼筋が腫れることで目の動きが制限され、二重視が生じます。
7. 眼筋麻痺はどのように診断されますか？
   視野検査、眼球運動検査、MRIなどが行われることがあります。
8. 二重視と同時にまぶたが下がるのはなぜですか？
   神経や眼筋の異常が原因で、まぶたの下垂が生じることがあります。
9. 眼鏡をかけると二重視が改善することがありますか？
   プリズム眼鏡を使用することで、視線の調整が行われ、二重視が改善することがあります。
10. 二重視が続く場合、どのような治療が必要ですか？
    原因に応じて、手術やリハビリ、薬物療法などが行われることがあります。

参考文献

• 日本弱視斜視学会　斜視
• 日本弱視斜視学会　麻痺性斜視