「物が二重、三重に見える」の方に向けたセルフチェックです。セルフチェックは1分程度で完了します。結果とともに、「考えられる症状の原因」や「関連する病気」、「対処法」、「受診する診療科」、「関連するQ&Aと解説」もお届けしています。
セルフチェック
以下の10の質問に「はい」または「いいえ」でお答えください。
*このチェックリストの結果は、考えられる病名を示しており、診断ではありません。詳しい診断と適切な治療を受けるためには、必ず専門医を受診してください。
セルフチェック 診断結果
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- 「はい」が5つ以上ある方
- 複視(眼筋麻痺や神経障害)の可能性
物が二重、三重に見える症状は、眼筋や神経に関連した問題が原因である複視が疑われます。眼球の動きを司る筋肉や神経に異常が生じることで、両目の焦点が合わなくなることが原因です。脳卒中、外傷、糖尿病による神経障害も関与する場合があります。
*このチェックリストの結果は、考えられる病名を示しており、診断ではありません。詳しい診断と適切な治療を受けるためには、必ず専門医を受診してください。
- 「はい」が4つ以下の方
- 今すぐに対応が必要な心配はありません。早期発見、早期治療のため、定期的に眼科を受診しましょう。
10個の質問に対するそれぞれの解説文
- 片方の目で二重に見える場合、角膜や水晶体の異常が原因であることが多いです。
- 両目で二重に見える場合、眼筋や神経の問題による複視が疑われます。
- 目の動きの制限は、眼筋麻痺や神経障害が原因です。
- 目の疲労は、焦点を合わせるために目が過度に働いているためです。
- 頭痛やめまいは、脳や神経に関連する問題の兆候かもしれません。
- 首や頭を傾けると改善するのは、目の位置を調整するためです。
- 片目を閉じると改善する場合、両目の協調に問題があることを示唆します。
- 外傷の既往がある場合、眼球や神経に損傷がある可能性があります。
- 慢性疾患(糖尿病、高血圧など)は、神経障害を引き起こし、複視をもたらすことがあります。
- 脳卒中や神経疾患の既往がある場合、神経が損傷し、複視を引き起こすことがあります。
考えられる症状の原因
- 眼筋麻痺
- 神経障害(脳卒中、糖尿病によるもの)
- 甲状腺眼症
- 外傷による眼窩骨折
- 水晶体や角膜の異常
関連する病気
- 眼筋麻痺
- 神経障害(脳卒中や糖尿病によるもの)
- 甲状腺眼症(バセドウ病)
対処法
- 眼科での精密検査(視野検査、画像診断)
- 神経系の検査が必要な場合、脳神経外科や神経内科での診察も検討
- プリズムメガネの使用や、眼筋の手術による矯正が必要になることもあります
受診する診療科
- 眼科
- 神経内科
- 脳神経外科
関連するQ&Aと解説
- 複視の原因は何ですか? 眼筋麻痺、神経障害、甲状腺異常、外傷などが原因です。
- 物が二重に見えるのは治療できますか? 原因によっては、メガネや手術で改善できます。
- 片目を閉じると二重に見えなくなるのはなぜですか? 両目の焦点が合わないため、片目を閉じると症状が改善されるからです。
- 糖尿病が複視を引き起こすことはありますか? はい、糖尿病による神経障害が原因で複視が起こることがあります。
- 脳卒中後に複視が発生することはありますか? はい、脳卒中によって眼球の動きを司る神経が損傷すると、複視が発生することがあります。
- 眼筋麻痺は自然に治りますか? 軽度の麻痺は自然に回復することもありますが、重度の場合は治療が必要です。
- プリズムメガネは複視を改善しますか? はい、プリズムメガネは二重に見える症状を軽減する効果があります。
- 外傷による複視は治療が必要ですか? 外傷による場合、眼球や神経の損傷があるため、専門的な治療が必要です。
- 甲状腺疾患が複視の原因になりますか? はい、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)によって眼筋が炎症を起こし、複視が発生することがあります。
- 複視が急に発生した場合はどうすればよいですか? 急に複視が起こった場合は、早急に眼科や神経内科を受診し、原因を特定することが重要です。
参考文献
- 日本斜視弱視学会 麻痺性斜視