当院にご関心いただきまして、どうもありがとうございます。
松原眼科クリニックの理事長 松原 令です。

私たちは、「きれいが見える人を増やしたい」という経営理念のもと、患者様の目の健康を守ることに全力を尽くしています。患者様が「笑顔で帰れる」ことをモットーに、一人一人の患者様をまるで自分の大切な家族や子供のように接し、心からのケアを提供しております。

また、私たちはチームで連携し、最新の医療技術と専門知識を活かして、適切な診断、治療、管理を行っています。患者様から「元気がもらえる」と言っていただけることが、私たちにとって最高の喜びです。

白内障手術・緑内障・ICLなら、松原眼科クリニックにお任せ下さい。

クリニックは、神戸市東灘区にあります。 スタッフ一同お待ちしております。
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緑内障についての検査、ご相談をご希望の方は
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【目次】

松原眼科が選ばれる理由

日帰り手術

万全策を期した、短時間で無駄のない手術を高度な技術で行います。

院長による執刀手術

手術は院長の松原が執刀いたします。他の医師が手術をすることはありません。

検査から手術まで

大病院でしかできなかった検査や診断、治療も当院で行える設備を整えております。

松原眼科クリニックの手術の実績

当クリニックの手術実績は下記の通りです。

開院以来の手術総数(平成22年7月~令和5年12月)

手術総数12115件
白内障手術8762件
多焦点眼内レンズ白内障手術2985件
3焦点型多焦点眼内レンズ1266件
網膜硝子体手術
(糖尿病網膜症、黄斑前膜、黄斑円孔など)
309件
加齢性黄斑変性症に対する硝子体注射1443件
レーザー治療
(網膜剥離、眼底出血、後発白内障など)
1308件
緑内障手術(アイステント istent)94件
ICL(眼内コンタクトレンズ)78件
AddOn(眼内レンズ追加挿入)3件

手術数(令和5年1月~12月)

手術総数1225件
白内障手術816件
多焦点眼内レンズ白内障手術411件
3焦点型多焦点眼内レンズ329件
網膜硝子体手術
(糖尿病網膜症、黄斑前膜、黄斑円孔など)
14件
加齢性黄斑変性症に対する硝子体注射145件
レーザー治療
(網膜剥離、眼底出血、後発白内障など)
174件
緑内障手術(アイステント istent)37件
ICL(眼内コンタクトレンズ)56件
AddOn(眼内レンズ追加挿入)1件

緑内障とは?

緑内障とは、眼圧によって視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなる病気です。視野が狭くなる原因は、眼球内の圧力である眼圧が上昇し、視神経を圧迫するためです。
眼圧は、目の中で血液のような役割をしている「房水」が、何らかの原因でスムーズに排出されなくなることで上昇します。房水は、図のように毛様体で作られ、虹彩の後ろを通って前房を巡り、線維柱帯を通過し、シュレム管から排出されるという経路で循環しています。

緑内障は、この隅角が目詰まりするなどして房水がスムーズに排出できなくなり、眼圧が上昇することで視神経を傷つけ、視野が狭くなったり視力が低下したりする病気です。

緑内障の初期には自覚症状が現れないことが多く、気づかないまま放置してしまうケースが多いです。症状が進行すると、視力低下や視野欠損が現れますが、両眼で見ると気づかないことがほとんどです。
緑内障は放置すると失明に至る可能性がありますが、適切な治療を受ければ、ほとんどの場合失明することはありません。

緑内障は、40歳以上の20人に1人が発症するといわれており、70歳以上では約8人に1人は緑内障と考えられていますので、決して珍しい病気ではありません。 日本人に多いのは正常眼圧緑内障と呼ばれるタイプで眼圧は正常範囲に収ま っているが、視神経が脆弱なので神経がダメージを受けやすく、緑内障が進行するタイプです。40歳を過ぎたら、年に1度は眼科を受診して緑内障の検査を受けることが大切です。

  • 日本では推計緑内障患者数 : 400~500万人
  • 失明原因の1位
  • 40歳以上:20人に1人、70歳以上:10人に1人
  • 緑内障患者の9割は未発見、未治療です

緑内障の初期症状

緑内障は初期段階では自覚症状がほとんどないため、発見が難しい病気です。多くの場合、視野障害がかなり進行するまで気づかないことが多く、「沈黙の視力泥棒」とも呼ばれています。

初期症状が現れにくい理由として、両眼で見ているため、片方の目の視野欠損をもう片方の目が補ってしまうことが挙げられます。また、視野欠損はゆっくりと進行していくため、本人が気づきにくいという点も挙げられます。

ただし、 緑内障の種類によっては以下のような症状が現れる場合があります。

慢性緑内障

  • 数年から十数年かけて少しずつ視界に影が出現し、徐々に広がっていく。
  • 老眼や白内障と自己判断してしまうケースもある。

急性緑内障

  • 突然、急に見えにくくなる。
  • 目が赤くなる。
  • 電球などの周りに虹がかかったように見える。
  • 目の奥から頭にかけて重い感じがする。
  • 吐き気や頭痛がある。
  • 高齢の女性で、若い頃に近視がなく遠くまで見えていた人に多い。

緑内障は早期発見・早期治療が重要です。40歳を過ぎたら、年に1回は眼科を受診し、緑内障の検査を受けるようにしましょう。また、血縁者に緑内障の方がいる場合は、より早い段階での検査が推奨されます。

緑内障の症状

緑内障の症状は、種類や進行度合いによって異なります。

慢性緑内障

多くの場合、 視野の周辺 から徐々に狭くなっていき、進行すると中心部まで見えにくくなります。両目で見ているため、片方の目の視野欠損をもう片方の目が補ってしまうため、気づきにくいという特徴があります。また、視野欠損はゆっくりと進行していくため、老眼や白内障と自己判断してしまうケースもあります。

急性緑内障(緑内障発作

眼圧が急激に上昇し、突然、急に見えにくくなります。目が赤くなる、電球などの周りに虹がかかったように見える、目の奥から頭にかけて重い感じがするといった症状が現れます。吐き気や頭痛を伴うこともあります。 高齢の女性、若い頃に近視がなく遠くまで見えていた人に多い傾向があります。

原発閉塞隅角緑内障

急性閉塞隅角緑内障 では、眼圧が急速に上昇し、激しい眼痛や頭痛、眼の充血、かすみ目、光の周りに虹のような輪が見える(光輪視)、突然の視力障害といった症状がみられます。眼圧の上昇により吐き気や嘔吐(おうと)が生じることもあります。

原発開放隅角緑内障

痛みを感じないことが一般的です。視野の中に盲点(ものが見えない部分)ができ、数か月から数年以上かけて徐々に大きくなっていきます。 通常は最初に周辺部の視野が失われ、階段を見落としたり、読書中に見えない字があることに気づいたり、運転に困難を感じたりします。

緑内障が疑われる症状

以下の症状に心当たりがある場合は、眼科を受診をお勧めします。

  • 物が歪んで見える
  • 視力低下
  • 視野の中央が見えにくい
  • かすんで見える
  • 光がまぶしく感じる(特に夜間の対向車の光)
  • ものが二重三重に見える

緑内障の種類と原因

緑内障は、眼圧が異常に高くなることで視神経が傷つき、視野が狭くなったり視力が低下したりする病気です。原因は様々で、大きく分けて原因不明のものと、他の疾患などが原因で起こるものがあります。

原因不明の緑内障

原発性緑内障 とも呼ばれ、具体的な原因が見当たらない緑内障です。

原発開放隅角緑内障

房水の出口である隅角は広いのですが、排水経路がうまく機能せず、房水が排出されずに眼圧が上昇するタイプの緑内障です。眼圧が高いタイプと高くないタイプがあります。日本人に多いのは、眼圧が正常範囲内であるにもかかわらず視神経が弱いことが原因で発症する正常眼圧緑内障です。

この型は全緑内障患者の約70%を正面と推定されており、最も一般的な緑内障です。視神経障害の正確な原因は不明ですが、眼圧以外の関与が関与していると考えられています。

原発閉塞隅角緑内障

隅角が閉塞して房水の排出が滞ることで、眼圧が上昇するタイプの緑内障です。隅角が閉塞することで急激な眼圧上昇が起こり、突然の頭痛や吐き気、目の痛み、かすみ、充血といった激しい症状が現れることがあります。

先天性の緑内障

発達緑内障(先緑天内障)

発達緑内障は、生まれつきの眼球構造の異常により発症する緑内障の一種です。主に新生児から20代までの若年層で見られ、眼内の水分排出システムの欠陥により眼圧が上昇し、視神経が損傷この疾患は薬物治療の効果が制限されるため、多くの場合早期の手術が必要となります。早期発見と迅速な治療が視覚保護と正常な視覚発達の鍵となるため、症状が疑われる際には医師の診察を受けることが重要です。

他の疾患などが原因で起こる緑内障

続発緑内障 とも呼ばれ、緑内障以外の目の病気や全身疾患、ステロイド薬などの薬物が原因となって眼圧が上昇し、発症します。

ぶどう膜炎に伴う緑内障

ぶどう膜炎が原因で眼圧が上昇し、視神経が障害されることで、視野狭窄や視力低下などの症状が現れます。

ぶどう膜炎は、眼球の中にあるぶどう膜に炎症が起こる病気です。ぶどう膜炎が起こると、眼圧を調節する組織である線維柱帯が炎症によって損傷を受けたり、炎症によって産生された細胞やタンパク質が線維柱帯に詰まったりすることで、房水の排出が阻害され、眼圧が上昇すると考えられています。

糖尿病に伴う緑内障

糖尿病が原因で発症する続発性緑内障の一つです。 高血糖状態が続くと、眼内の血管が傷つき、房水の産生と排出のバランスが崩れることで眼圧が上昇し、視神経が障害されます。

糖尿病網膜症が進行すると、血管新生緑内障 を併発することがあります。 これは、網膜に新しい血管が異常増殖することで、房水の流出を妨げてしまい、眼圧が上昇するタイプの緑内障です。

ステロイド緑内障

ステロイド緑内障は、ステロイド薬の使用によって眼圧が上昇し、視神経が障害されることで起こる緑内障です。続発性緑内障の一つに分類されます。ステロイド薬は、炎症を抑える効果の高い薬ですが、長期間使用したり、体質によっては短期間の使用でも眼圧が上昇し、緑内障を発症するリスクがあります。

落屑緑内障

眼の中の組織から剥がれ落ちた落屑物質が、房水の排水口である線維柱帯に詰まることで、眼圧が上昇し、視神経が障害されることで起こります。

落屑緑内障の原因は、眼の中の水晶体を支えている組織などから、落屑物質と呼ばれるフケ状の物質が剥がれ落ち、房水の排水口である線維柱帯に沈着することから起こります。

他の目の疾患による眼圧上昇

外傷、角膜の病気、網膜剥離、目の炎症など、他の目の疾患や全身疾患、薬物などによっても引き起こされます。眼圧が上昇するメカニズムは疾患によって異なりますが、いずれも房水の産生と排出のバランスが崩れることが原因です。

緑内障が進行、放置すると

緑内障が進行し、放置すると、 失明 に至るリスクがあります。緑内障は、眼圧の上昇により視神経が障害される病気です。 視神経は、一度損傷を受けると 再生しません。そのため、緑内障は早期発見・早期治療が非常に重要です。

緑内障の進行を放置すると、以下のような症状が現れます。

視野狭窄

見える範囲が徐々に狭くなっていきます。最初は周辺視野から狭くなることが多く、気づきにくいことがあります。進行すると、中心部まで見えにくくなり、日常生活に支障をきたすようになります。

視力低下

緑内障の進行によって視神経が障害され、視覚情報が脳に正しく伝わらなくなるため視力低下が起こります。進行すると、中心部まで見えにくくなり、日常生活に支障をきたすようになります。

失明

視神経が障害されると、脳に視覚情報が正しく伝わらなくなり視力低下や視野狭窄が起こり、最悪の場合失明に至ります。

緑内障のタイプによって、進行のスピードは異なります。

慢性緑内障

ゆっくりと進行していくため、自覚症状が出にくく、発見が遅れることが多いです。

急性緑内障

急激に眼圧が上昇し、放置すると数日で失明に至ることもあります。早期に治療を開始すれば、視力障害の進行を抑えることができます。

緑内障は、早期発見・早期治療により、視機能の維持が期待できる病気です。定期的な眼科検診を受け、眼圧のコントロールを行いましょう。

ACジャパン「緑内障」CM放映について

7/1より日本眼科学会支援、公益社団法人ACジャパンによる緑内障CMの放映が始まりました。
CMはこちらからご覧いただけます。(終了しました。)

また、公益社団法人日本眼科医会 緑内障特設ページが開設されております。
内容を簡単にお伝えすると、

  • ●緑内障は、自覚症状がないまま進行し、視野が狭くなっていく病気です。
  • ●視力検査では発見が難しく、眼底検査が重要です。
  • ●緑内障は、早期発見と適切な治療により、失明のリスクを減らすことができます。

緑内障の早期発見方法として、以下の3つを推奨しています。

  • 1.眼底検査を含む健康診断を受ける。
  • 2.眼科を受診した際に、医師に緑内障の確認をする。
  • 3.定期的な眼科検診を受ける。

また、サイトでは、緑内障に関する詳しい情報や相談窓口も紹介しています。

日本眼科学会
日本緑内障学会

ナレーター

緑内障。それは、視野が少しずつ欠けていく目の病気です。
自覚症状がほぼ無いまま進行するので、発見が遅れることが多く、失明する原因の第一位です。

中高年男性

「大丈夫、大丈夫、わたし目がいいほうだし」

ナレーター

いえいえ、お待ちください。実は、視力検査では緑内障を見つけられません。

中高年男性

「えー!?」

ナレーター

眼科で検査を受ける必要があるんです。

中高年男性

「知らなかった……」

ナレーター

大切なものを見続けるために。定期的な目の健診で、早期発見を。
日本眼科学会。
ACジャパンは、この活動を支援しています。

緑内障のセルフチェック

緑内障は、初期段階では気づきにくいことが多いため、早期発見のためにも自覚症状からセルフチェックを行いましょう。
※このチェック結果は目安です。少しでも気になる場合は、なるべく早く専門医を受診してください。

セルフチェック①

約30cm離れた位置から、片目ずつ中心のマークに視線を向けてください。

マス目が一部欠けて見える、ぼやけて見える、歪んで見える…などが少しでも見え方に違和感を感じた際はご相談ください。

セルフチェック項目

セルフチェック 診断結果
あなたのチェック数:0
5つ以上の方
気になる自覚症状が10個以上あります。早期に眼科を受診して、白内障の検査を受けてみましょう。
4つ以下の方
今すぐに対応が必要な緑内障の心配はありません。早期発見、早期治療のため、定期的に眼科を受診しましょう。

セルフチェックの重要性

緑内障は進行が緩やかなため、ある程度進行しないと自覚症状に気づきにくい場合もあります。多くの方は、視野が欠けるなどの自覚症状が出ません。また、片目だけの視野に障害がある場合でも、もう片方の目で視野を補うため、症状が出ていても気付かない場合が多くあります。
こまめに目の状態をチェックし、以前と比べて違和感がないか確認しましょう。
もし当てはまる項目が多い場合は、早期に眼科医による診察を受けることをおすすめします。
早期の診断と治療は、視力の低下や日常生活への影響を防ぐ上で非常に重要です。

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松原眼科クリニックの緑内障治療につきまして

緑内障の治療法には、大きく分けて薬物療法、レーザー治療、手術療法の3種類があります。これらの治療法はすべて眼圧を下げることを目的としています。

薬物療法

薬物療法は、主に眼圧を下げる点眼薬を使用します。房水の産生を抑える薬や房水の流出を促す薬など、様々な種類の点眼薬があります。点眼薬は、緑内障治療の第一選択として用いられます。目薬の種類や組み合わせ、点眼回数は、患者さんの症状や眼圧の状態に応じて決定されます。

レーザー治療

メスを使わずにレーザー光を用いて治療を行う方法です。入院の必要はなく、外来で比較的短時間で行うことができます。房水の流出を促進するために、レーザーを線維柱帯に照射する「レーザー線維柱帯形成術」や、急性または慢性閉塞隅角緑内障の場合に虹彩に穴をあける「レーザー周辺虹彩切開術」などがあります。

手術療法

薬物療法やレーザー治療で十分な効果が得られない場合に検討されます。手術には、線維柱帯の一部を切除して房水の流出路を作る「線維柱帯切除術」や、新しい房水の流出路を作る「ろ過手術」などがあります。

アイステント

アイステントは眼圧をつかさどる房水の流れを良くする手術です。特殊な器具を線維柱帯に挿入することで房水を排出し眼圧を下降させます。

器具は非常に小さなもので、肉眼では見えません。このような非常に小さなものを正確に目的の場所に挿入するには高度な技術が要求されます。

手術時間は白内障手術に加えて10分程度必要です。

手術機械について

低侵襲緑内障手術MIGS iStent inject®W

当院で用 いる緑内障手術ドレーンiStent inject® Wは長さ0.36ミリの医療用チタン 製で、体内に留置するデバイスとして世界最小の医療デバイスです。iStent inject® Wを眼内の水(房水)が出ていく場所に挿入します。iStent inject® W を眼の中の組織に挿入することで、房水の排出を改善し、眼圧 を低下させ安定させることが期待できます。

利点と安全性

  • 白内障手術と同時に手術ができます。
  • 手術時の眼の切り口が小さいので術後の回復が早いです。
  • 眼圧を下げる効果が期待されます。
  • 緑内障治療薬(目薬)の数を減らす可能性があります。

手術のイメージ

目の中の水(房水)は線維柱帯(茶色の部分)から目の外に排出されます。線維柱帯はフィルターのような構造になっています。

緑内障は線維柱帯のフィルターが目詰まりをおこしてしまい、房水が目の外に排出しにくくなり、その結果眼圧が上昇します。

アイステントは線維柱帯にバイバスを作成する非常に小さな器具です。

この器具を線維柱帯に挿入することにより、房水の流れが改善され眼圧が下降します。

当院では院長のみが執刀を行う為、安心して手術を受けていただけます。

緑内障治療の流れ

  1. 問診

    ホームページで承っております。

  2. カウンセリング・診察

    最初、3ヶ月間は眼圧を毎月計りましょう。3回の眼圧の平均値を取って、治療方針を決めます。
    基本的には、点眼(目薬)での治療になります。点眼治療では、十分な眼圧下降が見られない場合、手術の場合もあります。
    心配なことがございましたらなんでもご相談ください。

  3. 定期検査

    お薬を使って、毎月の検査で、眼圧が下がっていることを確認します。半年に一度の視野検査をします。視野の進行が認めなければ、そのままの治療を継続します。視野が悪くなっていれば、点眼を追加したりする場合もあります。点眼では十分に反応しない場合は、手術になる可能性もあります。

    視野検査は、当院のIMO(アイモ)により、両眼同時に5分程度で測ることができるため、負担が少なく検査を行うことが可能です。視野検査といっても緊張されることなく、予約も必要ありません。ご来院時に検査を受けることができます。

  4. 緑内障手術当日(手術になった場合)

    アイステントによる緑内障手術の場合は、白内障と同時に行います。手術時間は10分程度終わります。

    白内障手術と同時に行うので、白内障手術によって翌日からよく見えるようになります。眼圧は1ヶ月ほどで下がってきます。

    患者様が来院してからお帰りになるまでは約2~3時間程度ですが、余裕を持ってお越しください。

  5. 手術後の定期検査

    手術後の定期検査は、手術翌日、4日目、1週後です。その後も検査が続きます。ただし、手術後の状態によっては、定期検査以外の診察が必要になる場合もあります。術後に不安な点があればご相談ください。

緑内障手術後の生活につきまして

手術直後には傷口は自然に閉じますが、眼の表面の傷は完全にはすぐには治癒しません。この傷から細菌が侵入すると、重篤な感染症につながる可能性があるため、術後約1ヶ月間は予防のための点眼薬を使用します。この目薬は感染予防とともに、炎症を抑え、傷の治癒を促進する成分を含んでいます。

術後の日常生活では、入浴やシャワーは手術当日から可能ですが、顔や頭部に水がかからないように注意してください。洗髪や洗顔は手術日を含めて3日間は行えません。また、汚れた手で眼を触ることは避け、清潔を保つことが重要です。

加えて、目を押したり、こすったりしないでください。また、転んだり何かにぶつかったりしないように特に注意が必要です。これらの行動は手術した眼に不必要な圧力を加え、回復を妨げる可能性があります。

手術後の定期検査は、手術翌日、4日目、1週後に行いますが、これに加えて、必要に応じて追加の診察が必要になることもあります。これらの注意点に気をつけて生活することで、手術後のリスクを最小限に抑え、健康的な回復が可能です。

緑内障治療の大切な2つのこと

緑内障は、初期段階では症状がほとんどないため、知らぬ間に進行する危険性があります。白内障とは異なり、手術で完治するものではありません。一度視力が低下すると回復が困難であるため、早期発見と適切な治療が非常に重要です。
緑内障の進行を阻止、視力を維持するためには以下の2つの点に注意が必要です。

  1. 処方された点眼薬を医師の指示通りに使用し、一時自己判断で中断しないこと
  2. 定期的な眼科検診を受け、眼圧や視神経の状態を継続的に確認すること

費用につきまして

緑内障手術

  • 1割負担 約25,000円
  • 2割負担 約50,000円
  • 3割負担 約75,000円

※ 緑内障の症状などにより追加費用が発生する場合もあります
​※ その他、高額医療費制度適用で自己負担額が8000円程度になる場合があります。

多焦点レンズ(自由診療)

多焦点レンズは、保険適用外の自由診療となります。費用は医療機関によって異なることがありますので、具体的な費用については、カウンセリング時にご説明いたします。

高額療養費制度について

一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が還付される制度があります。
当院での支払額に加え、他院の医療費や調剤薬局の支払いの1ヶ月分の合計が対象になります。

※限度額は年齢や世帯収入などにより異なります。申請方法につきましては、区役所など窓口にてご確認ください。

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緑内障検査につきまして

視力検査

緑内障は、視神経の損傷により視野や視力の低下を考える可能性のある眼疾患です。その症状の程度や影響を受ける視野の位置は、患者ごとに異なります。そのため、当院では個々の患者の状態を正確に把握するため、視点計などの最新技術を用いた精密な検査を実施しています。これにより、早期発見や適切な治療方針の決定が可能となります。

眼圧検査

緑内障は視神経の損傷により視野や視力が低下する眼疾患で、症状は患者ごとに異なります。診断には主に眼圧測定が用いられ、空気を当てるノンコンタクト式と直接測定コンタクト式がさらに、コンピュータ視点計による検査も行われます。これらの総合的な検査により、早期発見や適切な治療が可能となり、視機能の維持を目指しています。

無散瞳眼底カメラ

無散瞳眼底カメラ眼底を確認し、視神経乳頭陥凹(ししんけいにゅうとうかんおう)の状態をチェックします。視神経乳頭陥没の拡大は、人間ドックで指摘されることが多い所見です。当院では、瞳孔を開く薬を使用せずに低光量のフラッシュで撮影が可能なため、患者様への負担を軽減することができます。

三次元光干渉断層計(OCT)

導入している機器は、この機器は通常のOCTに比べて、より高精度で詳細な検査が可能であり、視神経の状態を正確に評価することができます。

自動視野計 IMO vifa (アイモ)

IMO vifa(アイモ)は、緑内障の早期発見に役立つ最新の視野計です。従来の視野計と比べて、患者様の負担が少なく、簡単・気軽に検査を受けられる点が特徴です。

両目を同時に測定できるため、アイパッチが不要で、お化粧の乱れや肌荒れの心配がありません。また、検査時間も短縮されます。

ヘッドマウント型の機器を使用するため、暗室は不要です。暗い場所が苦手な方や、車椅子の方でも、ストレスなく検査を受けることができます。コントラスト感度検査の機能も搭載しており、より精度が高く確実な緑内障の診断を可能にします。

定期的な眼科検診を

緑内障は初期段階で気付くことができれば、進行を遅らせる治療が可能です。そのため、定期的な眼科検診は早期発見のために非常に重要です。

特に以下の方は、定期的に受診することをおすすめします。

  • 40歳以上の方:加齢に伴い、緑内障のリスクが高まります。
  • 近視の強い方:強い近視は緑内障のリスクを増加させるため、定期的な検診が重要です。
  • 家族に緑内障のある方:遺伝的な要因で緑内障のリスクが高まるため、検診が必要です。
  • 糖尿病患者:糖尿病は緑内障のリスク要因であり、進行を防ぐために定期的な検診が推奨されます。
  • 高血圧患者:高血圧も緑内障のリスクに関与するため、定期的な受診が重要です。
  • 長期間ステロイド薬を使用している方:ステロイド薬の使用は緑内障のリスクを高めるため、定期的な検診が推奨されます。

早期の段階で緑内障を発見し、適切な治療を受けることで、視力の低下や生活の質の低下を防ぐことができます。眼科検診を定期的に受けることで、大切な視力を守りましょう。緑内障についてお話を聞きたい、ご相談したい方はお電話でご予約頂けます。

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理事長の挨拶

いままでは大病院でしかできなかった検査、診療や治療を可能にすべく最新の機器をとりそろえていますので、詳しい検査のために大病院へ出向いて検査結果を持って帰ってきて頂くというご不便もありません。 豊富な経験と確かな診断能力、卓越した手術技量を有する医師が親身に相談、治療いたします。 皆様の目の健康維持のお手伝いができればと思っています。 スタッフによるチーム医療を実践し、適切な診断、治療と管理を行い、満足を提供できる医療をモットーとしております。

経歴

  • 1991年 神戸大学医学部卒
  • 1991年 神戸大学医学部附属病院
  • 1992年 兵庫県立淡路病院
  • 1994年 米国テキサス大学
  • 1997年 神戸大学医学部附属病院
  • 1998年 兵庫県立柏原病院
  • 2002年 神戸大学大学院医学系研究科
  • 2004年 財団法人甲南病院
  • 2010年7月7日 松原眼科クリニック開院

専門医・資格・所属学会

  • 日本眼科学会認定 眼科専門医
  • ボツリヌス治療認定医
  • 日本眼科学会会員
  • 日本眼科手術学会会員
  • アメリカ白内障屈折矯正手術学会 正会員
  • 米国視覚と眼科学研究協会会議
  • 日本眼内レンズ屈折手術学会
  • 日本網膜硝子体学会
  • 日本コンタクトレンズ学会
  • ドライアイ研究会

著書

「バラ色の毎日」を叶える白内障治療

  • はじめに
  • 第1章 人生100年時代の到来――あなたの夢はなんですか?
  • 第2章 なんだか見えにくい…… 視界がもやもやする……光がまぶしく感じるようになった……
    避けては通れない「白内障」はどうして起きるのか?
  • 第3章 「白内障」を根治できるのは手術のみ
    受ける前に知っておきたい白内障手術の流れ
  • 第4章 術後の見え方は自分で選べる!
    “あなたの人生に合わせた”眼内レンズの選び方
  • 第5章 いくつになっても心ときめく未来は創れる!
    最高の視力を手に入れ、人生を好転させた人たち
  • おわりに

予約につきまして

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