皆様こんにちは。

神戸市東灘区で『多焦点眼内レンズを使った日帰り白内障手術』に力を入れている松原眼科クリニックの看護師Iです。

最近、当院でICL手術をうけられる方が徐々に増えてきました。繊細な技術を必要とし、『眼の中にレンズを入れる』という点でICL手術と白内障手術は近い手術といえます。

今回はICL手術の術前検査を終え、手術を迎える時の主な流れについてお話します。

[手術3日前]

コンタクトレンズの使用を中止し、抗生剤の目薬を開始します。

[手術当日]

ネイルは当日までにはずし、お化粧はしないで来院していただきます。(当日を含めて3日間は顔を洗えません)
安全のため、車やバイクでの来院は控えていただきます。

[来院後]

1.問診と健康チェック、2種類の点眼薬を開始
瞳孔を広げる散瞳薬で、スタッフが約1時間かけて、数回にわたり点眼します。

2.麻酔の点眼後、看護師から説明があります

3.手術室に入室し、準備を整えていきます
お顔全体にカバーをかけ、手術する眼に開瞼器(かいけんき)をつけます。これにより目を閉じる心配はありません。ここでしっかり麻酔をします。

4.手術がはじまります
手術中、体の力をぬいて顕微鏡の光をぼんやりと見ていてください。麻酔をしていますので、痛みを感じることはありません。ただし、眼を触っている感覚や重たい感じはあります。

当院では安全と安心のために、看護師が患者さんの右手を繋いだまま手術を行っています。くしゃみや咳、急にお話されると顔や目が動く場合があり危険ですので、そんなときは看護師の手を握り返して合図を送っていただくことで対応しています。

5.手術終了
しばらく休んでいただき、術後の諸注意をお伝えします。状態を確認したのち、帰宅となります。

ICL手術は両眼で20分弱と短く、術後の満足度も高いです。術後の生活を思い浮かべながら、リラックスしてうけていただけたらと思います。