皆様こんにちは。

神戸市東灘区で『多焦点眼内レンズを使った日帰り白内障手術』に力を入れている松原眼科クリニック看護師Hです。

今回は若い人の白内障についてのお話です。

白内障の主な原因は加齢によるものですが、近年では30代〜40代の若年層の白内障が増加傾向にあるようです。(若年性白内障)

若年性白内障の原因は先天性のものも含め様々ありますが、主な原因と考えられているものが以下となります。

1、糖尿病の合併症

糖尿病に罹患すると、そうでない人に比べ約5倍白内障になりやすくなるとの報告があります。

特に、血糖コントロールが悪い場合は白内障の進行が早い場合があります。

2、外傷

事故などで眼球に衝撃を受けたり、目に何か刺さると水晶体が傷付いてしまい発症することがあります。

3、アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎に罹っている期間が長かったり顔に出る症状が強いと、目をこすったり叩いたりした際の刺激が関係して白内障を合併しやすいといわれています。

4、ステロイド薬

ステロイド薬の長期使用での副作用のひとつに、白内障のリスクを高めることがあります。

また、紫外線を浴び続ける・喫煙・パソコンやスマホの強い光・栄養不良・ストレスなどの生活習慣も白内障の発症を助長させるものとなります。それらを予防しながら上手につきあい、眼をしっかり休ませてあげましょう。目は温めることで、疲労回復、ドライアイの改善、リラックス効果が期待できます。

若年性白内障は加齢性白内障より進行が速いこともあり、早期発見、早期治療が大事です。年齢に関わらず「目のかすみ」「物が2重にみえる」「ぼやける」「まぶしい」「眼鏡が合わなくなった」などの違和感があれば、いちど受診をしてみて下さい。