皆様こんにちは!

神戸市東灘区で「多焦点眼内レンズを使った日帰り白内障手術」に力を入れている、松原眼科クリニックの視能訓練士Yです。

今回はコントラスト視力検査についてお話しします。

コントラスト視力検査とは?

当院では主に白内障がある方、もしくは白内障が疑われる方に対して検査をしています。 

白内障があるのか、ないのか。あるなら、どれくらいあるのかを大まかに判断するための検査です。

通常の視力検査では、ある一定の距離からある一定の大きさの指標(アルファベットのCのような図です。正式名称はランドルト環といいます。)を白黒濃淡のはっきりした状況下(コントラスト100%)で見てもらい検査をしていますが、日常生活は小さいものや大きいものを白黒濃淡がはっきりしない環境で見ることのほうが多いのが現状です。

日常生活により近い状態で検査ができるのがコントラスト視力検査です。

矯正視力はベストな視力を測っています。日常生活で使う視力は実用視力といい、コントラスト視力検査ではその実用視力を評価することができます。

検査をしていると、「いつもは見えにくいのにここではよく見えて不思議だ。」とか「右と左の見え方が違うのにどちらの視力も1.0なのはおかしい。」と患者さんがおっしゃることがあります。

それも、上記で述べたことが関係してくるかと思います。

そういった時に、コントラスト視力検査をすると、視力は1.0でも気づいていなかった白内障を見つけることができます。

検査方法は、大きさや、色、濃淡の様々な輪っかが見えてくるので、見えた時にボタンを押してもらうという検査です。片目ずつ行いますが、両目で大体3分程度で終わります。

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