皆様こんにちは!神戸市東灘区で「多焦点レンズを使った日帰り白内障手術」に力を入れている松原眼科クリニック看護師Sです。今日は、春先に約9割の人が、心と体に様々な不調を感じるといわれる「春バテ」についてお話しさせていただきます。

みなさん「春バテ」をご存知ですか?1年の中でも春先は気象状況や生活環境が目まぐるしく変化する時期なので、いつも以上に疲労を感じやすいです。あくびが頻繁に出る、目覚めが悪い、イライラして落ち着かない、理由もなく体がだるい…という方も多いのではないでしょうか?

春バテの大きな原因は、気温差ストレスによる自律神経の乱れです。

気温の変化に対応するために働いているのが自律神経ですが、気温の変化があまりに大きいと、自律神経の切り替えが上手くいかず、バランスが崩れてしまいます。自律神経には全身の血管や内臓の働きなど、体中の全ての器官を、コントロールする働きがあります。この働きが乱れると疲れやすいといった体の不調だけでなく気分の浮き沈みが大きくなるなど心の不調にも繋がります。そのため「春バテ」解消には自律神経を整えることが大切です。

今日はそんなお悩みをちょっとした時間で解消できるハンドマッサージを紹介したいと思います。

①老宮(ろうきゅう)

心の疲れに効くツボと呼ばれる老宮を押すことで気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。※手のひらの生命線と、人差し指と中指の根元の延長線が交差するところにあります。

例えば、これからスピーチや試験に臨む人などの緊張を和らげてくれる効果があります。自分は大丈夫!と思っている人でも無意識のうちに心や体が緊張していることもあるので、ぜひ痛いか痛くないか試してみてください。

②指間穴(しかんけつ)

名前のとおり、指と指の間にあるツボです。

※人差し指から小指にかけて、指と指の間に、鳥でいうところの水かきの部分があります。この水かき部分にあるのが、指間穴です。手のひら側ではなく、手の甲側にあります。

指間穴を押すと、脳の疲れや身体の疲れが和らぎ、自律神経が整うので、心身ともにリラックスできます。

反対側の手の親指と人差し指でつまんでみましょう。

③内関(ないかん)

このツボには心臓や神経の働きを緩め、緊張をほぐしてくれる効果が期待できます。※手首にある太い横じわの中央から指2本分肘に向かったところです。

親指で押す時の力加減ですが、弱めの刺激は感覚系の機能を鎮静する作用があり、強めの刺激は内臓機能を活性化させ、感覚系の機能を興奮させる作用があります。リラックスモードの時は弱めに、スッキリ目覚めたい時は強めに、と使い分けが出来ますし、通勤時や仕事の休憩中などちょっとした空き時間にも出来ます。

ぜひこのマッサージをして、だるさ眠さの「春バテ」を解消し充実した春を楽しみましょう!