皆様こんにちは。兵庫県神戸市東灘区の眼科、松原眼科クリニックです。当院ではICL手術を始め、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術、網膜硝子体手術など、眼科日帰り手術に力を入れています。
今日は白内障になったらどのように見えるのか。その点について説明したいと思います。
白内障の見え方の特徴
I. 白内障とは何か
白内障は、水晶体が濁り、光が眼の奥に入りにくくなる眼の疾患です。水晶体は、眼の中心にあり、光が屈折して焦点を合わせるために重要な役割を果たします。しかし、白内障が進行すると、水晶体が濁っていくため、視界がぼやけたり、色がくすんだりするようになります。
II. 白内障の原因とリスクファクター
白内障の原因は、多くの場合、老化によるものです。年齢とともに、水晶体は硬くなり、濁っていきます。また、糖尿病や喫煙、紫外線の曝露、外傷など、他の要因も白内障の発症に関連しています。
III. 白内障の症状
白内障の症状は、次のようになります。
- 視力の低下
- 色がくすんだような見え方
- 光のまぶしさ
- コントラストの低下
- 二重に見える
IV. 白内障の程度による見え方の変化
白内障の程度によって、見え方がどのように変化するかについて、以下に説明します。
A. 初期段階の白内障
初期段階の白内障では、ぼやけた視界が主な症状です。また、夜間の運転や暗い場所での見え方が悪くなる場合もあります。コントラストの低下も、初期段階で起こり得ます。これは、色の濃淡の違いがわかりにくくなることを意味します。
B. 中等度の白内障
中等度の白内障では、ぼやけた視界だけでなく、色がくすんだような見え方が起こります。光のまぶしさも感じるようになります。また、二重に見えることもあるため、精細な作業や運転に支障をきたす場合もあります。
C. 進行した白内障
進行した白内障では、視力の低下が激しくなり、日常生活に大きな影響を与えます。光のまぶしさが強く感じられ、外部からの刺激に対して敏感に反応するため、日中でもサングラスを着用する必要がある場合があります。また、見え方が大きく歪んだり、ぼやけたりすることがあります。
また白内障が進行すると近眼が進むため今までの眼鏡が合わなくなった、分厚い眼鏡を使わないと見えないなどは進行した白内障の症状です
V. まとめ
白内障は、年齢とともに進行する眼の疾患であり、視力の低下や色のくすみ、光のまぶしさなどの症状を引き起こします。初期段階ではぼやけた視界が主な症状であり、中等度では色のくすみや光のまぶしさが増し、進行すると視力の低下が激しくなり、日常生活に大きな影響を与えるようになります。白内障の程度によって、治療法も異なりますが、早期発見と適切な治療が重要です。
VI. 参照元
- “白内障（はくないしょう）”, 日本眼科学会, https://www.nichigan.or.jp/public/eye_disease/cataract/
- “Cataracts”, Mayo Clinic, https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/cataracts/symptoms-causes/syc-20353790
- “白内障とは？原因や症状、治療法をわかりやすく解説”, エイジングケア, https://aging-care.jp/cataract/
- “白内障とは何か？原因や症状、治療法を解説”, メディカルノート, https://medicalnote.jp/white-cataract/
- “Cataract”, American Academy of Ophthalmology, https://www.aao.org/eye-health/diseases/what-is-cataract
- “Age-Related Cataract”, National Eye Institute, https://www.nei.nih.gov/learn-about-eye-health/eye-conditions-and-diseases/cataracts/age-related-cataract
- “Cataract Surgery”, American Academy of Ophthalmology, https://www.aao.org/eye-health/treatments/cataract-surgery
症状に悩まされている場合は、早めに医師に相談することをお勧めします。
当院では院長がかならず執刀します。
また県内でもトップクラスの症例をほこり、皆さんの健康的な豊かな生活のお手伝いをさせていただきます。
