皆様、こんにちは!
神戸市東灘区で『多焦点眼内レンズを使った日帰り白内障手術』に力を入れている松原眼科クリニックの看護師 I です。
私は最近、お化粧をしてもボヤッとした感じになる事に悩んでいます。どうしてだろうと思い、インターネットで調べてみました。
すると、「アラ○○になったらアイラインを引かないと、目元がボヤッとした印象になる」という記事が載っていました。元々、目元がはっきりしている方なので、アイメイクをあまりしないで過ごしてきました。上手く引く自信がありません。
なので、どうすればいいか検索していくと、粘膜にアイラインを引く「インライン」という方法があると知りました。
粘膜にアイラインを引いたら目に良くないのではないかと疑問に思ったので、専門家である松原医院長に質問してみました。
Q.インラインを引くことによって目に影響はないのですか?
A.インラインは、瞼の皮膚と粘膜の境い目に引くラインのことです。この境目は皮膚と粘膜の間のような組織になっています。ここにはマイボーム腺があります。
マイボーム腺とは、まつ毛の生え際に存在している皮脂腺のことです。マイボーム腺には、皮脂を分泌して目の水分(涙)が蒸発するのを防ぐという大切な役割があります。
この機能が落ちてしまうと、目が乾きやすくなったり、充血しやすくなったりしてしまいます。マイボーム腺」の機能が低下すると、分泌官の中に白色の固まりが生じます。その油が固まった状態の事を『マイボーム腺梗塞』といい、ドライアイやかゆみ・ものもらいを引き起こす原因になります。
Q.ドライアイをそのままにするとどうなりますか?
A.目やにが増えたり、見えにくくなったりと、見える質が下がります。
Q.炎症を繰り返すとどうなりますか?
A.炎症を繰り返すことによって、角化が起こります。角化すると、ゴロゴロするなどの異物感を感じるようになったりします。
と、答えていただきました。
美しくなるには多少の犠牲も必要との意見もあるとはおもいますが、感覚器官である目は大切にする必要があると思います。
もしも、インライン引いている方がいらっしゃるなら、長い目で身体のことを考えてみて下さい。
目のことで少しでもあれ?と思うことがあれば、当院にご相談下さい。